2014年08月03日
まず、大前提として、ほとんどの人は儲かりません。商品代金さえも稼げない人がほとんど。
物凄く頑張った人でも夢破れて去っていく人がほとんど。
すなわち、非常に難しいビジネスなのです。
でも、ネットワークビジネスの説明会などを見ると、いかにも簡単に儲かるような説明をしています。最近のはやりはバイナリープランでして、2人誘うだけでOK。あとはその誘い方を下の2人に教えて、その人達も2人誘うだけでOK。その連鎖でどんどん収入が増えるみたいな説明が多い。
そして、「本気になれば2人誘うぐらいはあなたにも可能でしょう」、「その程度のことならばイメージできるでしょう」「それを人に伝える教えることも可能でしょう」ということで説明してきます。
おそらく、ネットワークビジネスに参加したほとんどの方が、「簡単で、リスクも少なく、もの凄い収入になる可能性がある」ということで参加を決断されるのだと思います。
バイナリーが最近の主流であるのは何故か?それは先に書いた通り、このプランが最も簡単に成功しそうに見えるからです。そして、ラッキーで成功する人の割合も比較的多いでしょう。悪く言えば説明を聞く側の人達を騙すために採用しているのです。言い方を変えれば、多くの人間が持つ「楽して成功したい」という欲求の受け皿になっているのです。だからそういった人が集まる傾向にあります。
そして、このプランを採用するということは、簡単に儲かると認識させるのが目的ですから、会社側の説明が「ネットワークビジネスは簡単に儲かる」と思わせる説明にならざる得ません。そうしないとバイナリーを採用していることに矛盾が生じる(バイナリーに限らず、そもそもネットワークビジネスを採用している時点で同じですが)。
でも、現実には非常に難しい。儲からない。
それをどこかで伝えることになります。参加するまではついで程度に話していた「簡単ではないよ」ということを後出しでしっかりと説明してきます。
「そりゃそうだよね。簡単ではないよね」ということを少しずつ認識していく。それがネットワークビジネスだったりします。ここで「騙された」と認識する人はあまりいません。何故ならば「騙されたと思いたくない」「誘ってくれた人を悪く思いたくない」といった自己防衛が働くから。「時間がない」「私にはあわない商品だった」などの言い訳をして去っていく。会社側としては一定期間売り上げを伸ばしてくれた都合の良い人達です。
こういった「やっぱり無理なんだ」と思って直ぐにやめる人が出てくる一方で「続けていたらいつかは成功する」といった与太話を信用して続ける人もいます。どちらも「簡単に儲かりそう」というイメージに騙されているで同じですが後者の方が会社やアップラインにとっては都合が良いので、様々な引き止め作戦をします。更に騙されるのか、それとも真実に気づくのかは人それぞれということです。
そして、そういった儲け話に騙される、たくさんの人の上に成り立っているのがネットワークビジネスという形態です。基本はこの形でして、後は商品の良さだとか安さだとか会社が素晴らしいとかいろいろなおまけ話がありますが、やはり基本は同じ。
そして、参加する側としては騙される圧倒的大多数の搾取される側になるのか、圧倒的少数の搾取する側に立つのか?その違いだけだったりします。一般社会でも同じように搾取する側と搾取される側がありますが、一般の世界よりもネットワークビジネスの方が搾取される側の割合が圧倒的に多い。普通の仕事やっている方がはるかに安定した良い暮らしができます。
物凄く難しいビジネスであるにも関わらず、簡単に成功すると説明する運営側。この点だけを見ても矛盾していることが分かりますが、その矛盾を隠すために更に多くの矛盾が出てくる。こんなビジネスを本当にやる意味があるのでしょうか?
、、、。
と、今回はアンチ側にたって、ネットワークビジネスの矛盾点などを書いてみました。こういった話を相手がしてきた時にどうすれば良いのか?しっかりと対応できないと成功することは厳しいと思います。
あなたは上記のような反論に対してきちんと説明ができるでしょうか?しっかりと考えてくださいね。
そして、あなたが考えるところの説明をコメントなどに書いていただければと思います。
もちろん、アンチ側の人のコメントもOKです。
(このブログでは何回か書いていますが、私は基本的にはネットワークビジネス擁護側の人間です)