2015年10月
2015年10月27日
e-win(イーウイン)が6ヶ月の業務停止命令
オンラインゲーム関連の投資募集をしていたe-winが6ヶ月の業務停止命令を受けたという報道が出ました。6ヶ月の業務停止命令は重い処分に分類されます。
また、ゲームの配当をするということでお金を集めていたにも関わらず、実際にはゲームが全く開始されていないようで、6ヶ月の業務停止終了を待たずに事業自体が終わりになる可能性がありそうです。
このブログで何度も書いていることですが、投資系のネットワークビジネスはかなり難しいです。本来ならば見込みがある投資はお金持ちが大口で、いくらでもお金を出してくれます。
わざわざネットワークビジネスのような数十万円とか数万円単位の小口にする必要がない。
すなわち、ネットワークビジネスになっている時点でかなり危険な投資と考えるべきなのです。
更には、コミッションという形で募集人に集まったお金の一部が配当されます。それが仮に3割だとすれば、最大でも7割しか投資に回らない。
大口が見向きもしない危険な投資なのですが、そこから更に危険な投資になるのです。
普通に考えたらネットワークビジネスで投資案件を作ることはあり得ないと思います。あまりにも効率が悪すぎる。
また、日本の会社であれば、法律でも許されていないので、意味のない商品をかますこともあります。
そうなるとねずみ講に近くなっていきます。意味の無い商品と言えども仕入れ資金も必要になるので更に効率も悪くなる。
e-win(イーウイン)が本当にゲーム開発をする気があるのかどうか分かりませんが、これまでの資金を何に使ってきたのか?
集めたお金はいくら残っているのか?
今後の事業計画はどうなっているのか?などをきっちりと説明する義務があるでしょう。
どちらにしろ、かなり難しい状況になっていることは間違いないと感じます。
あと、クーリングオフは可能ですが(虚位の説明)、会社に返金する余裕があるかどうかも不明。クーリングオフしたいと思ったら早めに行政などに相談してください(左側にあるリンク集参考)。
以下、報道に出ている記事全文です。
〜記事ここから〜
(読売新聞 10月27日(火)19時51分配信)
「インターネットオンラインゲーム事業への参加会員を募集する」とうたってマルチ商法(連鎖販売取引)をしたとして、消費者庁は27日、ネット関連会社「e―win」(東京都千代田区)に対し、特定商取引法に基づき6か月の一部業務停止を命じた。
発表によると、同社は設立直後の2014年8月〜15年9月、若者らを中心に「ビジネスの話を聞きに来ないか」と電話やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で勧誘。「会員になれば、ゲーム利用者に課金して収入が得られる」「他に12人ぐらい入会させれば、1000万円はいく」などと断定して説明し、入会の権利を約20万円で販売していた。
同社は少なくとも約2000人から約4億円を集めたが、ゲーム事業は今も始まっておらず、約200件の相談が消費者庁に寄せられている。同庁には「きちんと開発して公開する」と説明しているという。
〜記事ここまで〜
参照元:ネットゲーム会員募集でマルチ商法、業務停止(読売新聞)
2015年10月21日
Mface(エムフェイス)とは?換金しているから詐欺ではない?
このブログではMface(エムフェイス)関連のアクセスが一番多いです。個人的にはMface(エムフェイス)に全く興味がないのですが、やっぱり参加者が伸びているのでしょうか?
何故、このビジネスに私が興味無いのか?
事業の本質が全く見えないからです。
今はどうか知りませんが、私が聞いたときには「大きなSNSを作ってそこに広告を載せる」ということだったと思います。
その広告収益の一部が参加者に還元されるみたいな話だったかと。企業が広告を出したがるので、広告の価値が上がる。そうなると株式のように分割されてまた価値が上がるという話だったかと。
でも、その主体となるSNSとかサイトはどーなっているのでしょう?
人が集まるサイトはできているのでしょうか?
また、その収益はどうなっているのでしょうか?
本来、事業に投資するならば、その事業がうまくいっているかどうか?その部分が一番肝心なはずです。参加している人もその点が一番気になるところのはず。
でも、エムフェイスに参加している人のブログなりを見ていると、ほとんどそのような話が出てきません。
「分割が早くなったかとかどーとか」いう話しか見えてこないのです。
その分割が広告の価値が上がったからという話だったらいいのですが、どうやら違いますよね?出資者が増えているだけの話。それで価値が上がったといわれても正直なところピンと来ないです。
結局のところ、「ねずみ講でたくさんお金が集まった」という話にしか聞こえないのです。
事業に入ってきているお金がどのように使われ、その事業がどのような成果を生み出しているのか?
投資するならばその辺りを気にするべきところでしょう。
そういったところが全く見えてきません。
主体会社が事業報告書なりも出していないのだろうと思います。
そもそも論になってしまいますが、それで本当に事業と言えるのでしょうか?
大きな話を出してお金を集めて回しているだけではないのですか?
これだけ事業の本質的な部分が出てこないのにお金が集まっているということが個人的には凄く不思議。
頑張る人は頑張ればいいと思うのですが、、、あまり素人さんはお誘いして欲しくないというのが正直なところです。
この手の話が好きな人だけで回して欲しいところです。
プライム共済の個人的評価
最近、プライム共済をやっている人が多いのか、「プライム共済ってどうですか?」といった感じの質問が多いです。伸びているらしいですね。
でも、私の個人的な評価はあまり良くはありませんん。
端的に言えば「ねずみ講に近い」ということになります。
私が何を見て判断しているか?
それは「参加している人が商品を使っているかどうか、また、その商品に満足しているかどうか?」ということです。
現状、参加している人がその商品に満足しているとは思えません。現実に商品に満足していると思われる人にはほとんど出会っていないのです。
例えばビジネス会員が支払っているお金、4000円に対し、会員が平均で2000円ぐらいは価値があると思っていたとしましょう。
だったら、毎月2000円を集めるねずみ講と考えるのが自然だと私は思います。
本来、ネットワークビジネスというのは商品に価値があると思っている人がその良い商品を伝える目的で作られたものでしょう。
広げる手段の1つとしてネットワークビジネスを採用するということについては私も特に問題はないと思います。
ただ、その広げようとしている人達がその商品に価値がないと思って広げているのであれば問題でしょう。
4000円の商品を扱うネットワークビジネスならば、商品に4000円の価値がある。もしくは4000円以上の価値があると思っている人が参加しないとおかしい。
そういった、そもそも論を言うと「将来的にはもっとサービスが良くなる」という人も多くおられます。
でも、それを言い出したら、それこそねずみ講と全く同じです。
「人がたくさん集まったらサービスが良くなるから毎月2000円支払ってね」というのと基本的には同じ。
また、ビジネス会員と愛用会員(2800円ですよね?)を分けているのは評価したいところですが、毎月の支払い金額に1200円もの差があるのが理解不能です。
その差額がねずみ講の原資と考えるのが自然では?
個人的には商品の価値をしっかりと説明してくれて、その商品が毎月の支払いに対して対価があると思ったら参加を検討するかもしれませんが、、、。
そういった説明を聞いたことがないので、、、。
お誘いは良く受けるけど、参加検討をしたこともないというのが正直なところです。
プランもよく知らないし興味ありません(変則的なバイナリーということだけは知っている程度)。
あと、一番問題だと思ったのが3ポジとやらを途中から始めたという話。
商品ならいざ知らず、サービスなのに3ポジとか意味が分かりません。これなどは典型的なねずみ講的な発想です。
将来を夢見て勧誘活動するのはいいと思いますが、ビジネスするならばまずは商品をきっちりと使って欲しい。また、その価値を説明できるようになって欲しいと私は思います。
そういったことができる人が増えてきたら本当の意味でのネットワークビジネスになっていくことでしょう。
現状は「ねずみ講とあまり変わらない」というのが個人的な評価です。
以上、プライム評価の個人的評価でした。
(以前に書いた記事はこちら)
プライム共済、プライム倶楽部(一般財団法人、全国福利厚生共済会)