2013年11月12日
所得税法違反で東京地裁に在宅起訴されたとのことです。
在宅起訴とは言え起訴が確定したわけですから、今後、実刑判決がでるかもしれません。
読売新聞の記事によると、私が前回ブログで書いた推測通りでして、自分の会社の売り上げに計上していたようです。しかも、、、なんと、赤字で計上したいたとのこと!
(前回のTV報道、新聞記事などでは収入を全く申告していなかったとありますが、、、そちらは真実ではないということになりますね)
3年で3億円近くもの収入とあったので、1年間で1億円。それ以上の経費が広告会社にかかっていたという経理処理をしていたわけでして、かなりひどい話だと思います。
申告漏れとか税金の知識不足というよりは、故意による脱税、税金逃れと国税に判断されても仕方が無いと個人的には感じます。
一般の人は自分の所得の1割以上は所得税払っているわけです。一方で、年収1億円ものトップディストリビューターが所得税を納めていないのです(法人格からの給与から一定額は出ているでしょうが微々たるものでしょう)。相互扶助の考え方で収入が多い人はより多くの税金を納めて社会貢献するのですが逆になっている。金持ちが税金払わずに贅沢三昧している。これって、普通の人はもちろんのこと、特にネットワークビジネス従事者は怒るべきところではないでしょうか?
また、ネットワークビジネスで社会貢献だなんだと綺麗ごとを言う人も多いのですが、このような事例が多いようであればトップディストリビュータでさえも全く社会貢献していないということになります。要するに業界全体で全く社会貢献していないと見られても仕方がないでしょう。
個人的にはネットワークビジネス擁護派ですが、今回の話は全く擁護できません。
一方で、法人を作って経理処理(節税対策)をするということは問題ないでしょうし、一定の必要経費は認められるはずです。全部が全部駄目ということではありません。
新聞記事を見るだけだと全てがアウトみたいに感じますがそうではないでしょう。ネットワークビジネス会社(特にモナビー)には、何が問題なのか?という情報も提示してもらいたいところですね。不安な人は最寄の税理士に相談してください。
そして、この手の話(赤字法人などを利用した脱税)はネットワークビジネス業界には多くありそうなので国税には高収入者の総点検をしてもらいたいところです。膿を出し切ってもらいたい。
以下、今回の参照記事です。
マルチ商法「カリスマ」、脱税1億超…在宅起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131107-00001021-yom-soci
<以下、記事全文引用>
(読売新聞 11月8日(金)10時46分配信)
マルチ商法によるジュース販売で得た報酬を隠して1億円超の所得税を脱税したとして、東京地検特捜部は7日、広告会社社長の玉井暁(あきら)容疑者(45)(東京都世田谷区)を所得税法違反で東京地裁に在宅起訴した。
起訴状などによると、マルチ商法の「モナヴィー」会員の玉井容疑者は2010〜12年、ヤシの一種「アサイー」を使ったジュースを販売したり、販売を担う会員を勧誘したりして同社から支払われた報酬など所得計約2億8000万円を全く申告せず、所得税計約1億300万円を免れたとされる。
同容疑者は「カリスマ販売員」として知られており、自らが経営する広告会社がジュースを販売しているように装い、決算上は赤字だと申告していたという。
最終更新:11月8日(金)10時46分
<引用ここまで>
その他の記事(内容は上記と同じなのでリンクのみ)
ネットワークビジネスで1億円脱税、カリスマ会員を在宅起訴(TBS系)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20131108-00000017-jnn-soci
ネットワークビジネスで脱税=会員の社長在宅起訴―東京地検(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131107-00000155-jij-soci
<所得税法違反>広告関連会社社長を在宅起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131107-00000080-mai-soci