2015年08月06日
Mface(エムフェイス)の話を私が最初に聞いてから1年半が経とうとしています。
私自身は完全にビジネスとしても投資としても検討対象外であまり興味はないのですが、投資(参加)している人も多いのか、このブログでは一番コメントが多い記事になっています。
私が投資するとすれば完全にギャンブルとしての扱い。
だから、そういう思いで参加している人に対しては別に何もいいません。
ただ、これが「良い投資」だとか「良いビジネス」だとか言われると非常に違和感があります。
何を持って良いのか聞くと「バックが凄い」とか、、、ありえない返事が返ってきます。
本当に凄いところはMLMのような形でお金集めをしません。何もしなくても世界の投資家からお金が入ってきます。
大きなファンドなどをやっている人から見れば100万円以下程度の投資を集めるということは効率が非常に悪い。管理も大変。対応も大変。
そのようなことをする理由がないのです。
MLMにしている時点でリスクが高い投資と考えるのが自然。そして、更にはコミッションの支払いもあるわけですから、その投資から多額のコミッションが消える。すなわち、投資がそのまま投資されていないわけです。
リスクが高い上に投資の元金が少ない。
だから投資を検討するために詳細は聞くまでも無いかな(?)というのが私のスタンス。
でも、話自体は興味あるので、何度か聞いてはいます。
それが何回かブログに書いている話。(コメントがたくさん付いており私の書いたことよりもそちらの方が参考になると思います)
(参考:Mface(エムフェイス)は投資詐欺?健全な投資?連絡が取れない会員も)
(参考:Mface(エムフェイス)について教えていただきました(10月1日ネットワークビジネス異業種交流会勉強会))
そして、これらの記事を書いて1年ぐらい経っているのですが、、、。
最近のネットの情報を見ていても、何が進展しているのか、さっぱり理解できません。
検索上位の情報を見ると、分割したから凄いとか、参加者がたくさんいるとか、、、。コミッションがたくさん戻ってきたとか、、、。
そんなところを「凄い」と言っているところに違和感がかなりあります。悪い言い方をすればねずみ講やっている人と同じ話しかない。ねずみ講でもマネーゲームでも運営を続ける限りは問題はないのです。
投資としてみるのであれば、、、
事業としてどれだけ進んでいるのか?
そういった根本的なところを説明すべきはずでしょう。
でも、ネットなどで情報をチェックしてもその点がさっぱり不明です。
第2のフェイスブック(SNS)になるという話では?
ならばそのSNSはどこに存在するの?そして、どれだけの人が集まっているの?アクセスがあるの?
人集めの仕組みはどうなっているの?
そして、広告収益などの収益はどれだけあるの?
1年以上経った今でも、そういった事業の根本的なところを説明しているサイトが見当たりません。
これで「凄い!」とか言われても違和感しかありません。
現時点では「お金集めがうまくいっている」というだけの話です。
ねずみ講の部分だけがうまく言っているだけの話でしょう。
本来、投資とはその事業への投資です。
事業がどれだけ進んでいるのか?
例えば集まった資金をどこに投資したのか?それに対して広告収入などの収益はどうなっているのか?
事業計画や事業収益などを確認して、それが将来性あると思ったら投資するのです。
そういったものがなくて「バックが凄いから安全な投資」とか理解不能な話をしているのでどうにも訳が分かりません。
まさかお金の流れが不鮮明なままで投資していませんか?
それは本当に投資と言えますか?
あと、バックが凄いと収益の取れるSNSが簡単に実現できるのですか?
たったら、IT先進企業であるヤフーもグーグルも楽天も世界の名だたるIT企業はSNSに力を入れることでしょう。また、SNSで急成長という話がどんどん出てくるはずです。
でも、そういった話は最近ほとんど聞きませんよね。
もしかしたら、、、IT先進企業から見たら「今更SNS?」なのかもしれませんよ。
素人受けする「SNSはスゴイ!」「フェイスブックやツイッターをみよ!」の言葉に騙されている可能性もあるかも?
(そもそも、その両方ともにバックが凄かったわけでも何でもないけどね)
この辺りの話はネットにもいろいろ出ていると思うので調べてみることをお薦めします。
そして、、、投資するのであれば事業として本当に成り立つのか?真剣にチェックする必要があると思います。
先にも書いたようにお金の流れがはっきりしない。
事業としてうまくいっているかどうかもはっきしりない。
そんな話だったら検討の対象にものぼらないと個人的には思います。
もちろん、私が知らないだけで、実際にはお金の流れも明確で事業としての進展状況もきちんと出ているかもしれません。Mface(エムフェイス)の話を検討する人はそのあたりの話をしっかりと確認することをお薦めしたいです。
そういった根本的なところがしっかりとしているのであれば投資としても良いのかもしれません。
(あくまでも自己責任でね)
なお、儲かるかどうか?という話であれば、私には全く判断付きません。
だってねずみ講でもマネーゲームでも儲かる人は儲かります。
そういう意味ではやりたい人はやったらいいと思いますよ。ただし、一般の人を巻き込むのはどうかと思います。ギャンブル好きな人だけで話を回してください。
また、現時点では被害者がいるとかいないとか議論しても意味ありません。マネーゲームだって持続可能だと思えばコミッションは出し続けます。そんな低レベルとのところで話しても意味がないのです。
きちんと投資対象として事業が成立する可能性があるのか?そこを見定めて欲しいと思います。
(その他注意点)
以前、何回か書いたと思いますが海外の会社なのでクーリングオフの対象外です。一回投資をしたら、何かあってお金が必要でも解約返金はほぼ不可能だと思ってください。
仮に詐欺案件だった場合、日本の警察は動いてくれないと思います。わざわざ海外の案件に動くほど日本の警察は暇ではありません。手間も時間もかかるような海外案件よりも日本で動いている必要な案件を優先するのは当然です。
一方で日本の勧誘者は「代行業者」で直接関与していないということで逃げると思います。仮に関与が認められたとしても返金は困難だと思います。裁判を起こせば勝てるかもしれませんが、費用対効果を考えたら泣き寝入りする可能性が高いかも。
また、Mface(エムフェイス)の投資は日本の金融庁の許可を受けていないでしょう。よって、投資する人を誘う勧誘行為も違法行為である可能性が高いと思います(詳細は弁護士など専門家に確認ください)。上記のように代行業ということで通ればいいのですが、コミッションをもらっている以上はその理由も通らない可能性があります。
すなわち、あなたがMface(エムフェイス)に参加するだけならば特に問題はないかもしれませんが1人でも人を誘えば、その時点で法律違反になる可能性があるわけです。
ということで、、、勧誘者が言うような「夢のような投資」なのかもしれませんが、多少は現実も見た方がいいと私は思います。
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この記事へのコメント
今日金融庁に連絡を取りました。やはり121fund投資詐欺の当事者とMFACE
クラブワンの女性リーダーは同一人物でした。また金融庁の注意喚起リストにこの人物が載っています。金融庁の担当者は一般論と前置きしながらこういう輩は破綻しても次々と住処を替え同じ事案を発生させるケースが多いのでくれぐれも注意するようアドバイスを受けました。前にも書きましたが、テディ会長と息子はアイランドレッドカフェの投資詐欺で有罪判決を受け罰金と鞭打ち刑になりました。このStar紙の記事と1000億の企業グループ、マレー華僑商工会議所会頭というタイトルがどうしても結びつきません。今週は引き続き官庁、警察で情報を取り、来月の休みにクアラルンプールを訪問してみようと思います。現地の役所や人々から客観的な内容の話を聞いてこようと思います。
情報ありがとうございます。続報期待しています。